イノセント・ボイス 12歳の戦場

もうちょっと!

ダラダラ度 100
悲劇度 100
少年兵度 50
総合得点 50

2004年メキシコ映画。
内戦下のエルサルバトルの話である。
エルサルバトルってどこよ?というのが大部分でしょうが、面倒くさいので省略します。特に知らなくても大丈夫でしょう。アメリカのチョイ下ですよ(笑)。

えーなんだっけ。
そう、エルサルバトルでは12歳になると政府軍に徴兵されちゃってたらしいんですね。よく知らないけど、政府軍はアメリカの傀儡で、赤色ゲリラと戦ってるというわけです。この映画ではアカの手先のおフェラ豚よりも政府軍を悪玉として描いております。よっぽどひどいことしてたんだのう。アカより悪扱いとは・・。

というかこの内戦について色々調べてみたんですが、手元の書籍にもインターネット上にも全く解説してるページがないんですね。ルワンダ内戦よりはるかにマイナーだと思います。
ので、純粋に映画としての感想ですが、ちょっとダラダラしすぎとりゃせんか。

子供の視点から見た銃撃戦の迫力は申し分ない。と言っても音だけなんだが・・。家の中でベッドの下に隠れてダダダダダダ・・タタタタタ・・・・って音がして時々流れ弾が飛んできてガキがギャーと泣くという、
よくあるアレです。マシンガンの音と子供の泣き声に暗い興奮を覚えるというちょっとアレな貴方にはマジでお勧め!・・というのは冗談ですが、この映画の主題は12歳の子供まで兵隊に徴集されるという不条理だと思うんですが、主役のチャバという子供は最後まで徴兵されないんですね〜。おれはこの子が徴兵されてイヤイヤながらも一人前のソルジャーに成長していく話かと思ったんだけどな〜。この子は逃げ回ったり遊んだりしてるだけなんですね〜。つかちょっと遊んでるシーン長すぎ;ガキが長々と遊んでるシーンなんてあまり長いことみせられてもアレなんで。非常に眠くなりました・・。事実を捻じ曲げてでもエキサイティングな映画にして欲しかった!

ま、おれの願望などどうでもいいわけですが、この映画の主題は少年兵云々より、家族愛でしょう。おかげでちょっとばかりありがちな映画です。戦火に苦しむ家族の強い絆、みたいなね。もっと少年兵という闇に集中的に迫って欲しかった。この辺はドイツ映画の「橋」や「ヒトラー最期の12日間」の方が衝撃度は高いであります。前者は戦場に憧れてた少年兵がほとんどみんな死んでしまうし、後者はナチに洗脳されたユーゲント少年兵が地獄のような前線を垣間見て正気を取り戻すというエピソードが個人的に秀逸でした。

政府軍に拉致された主役の友達が後にいっぱしの兵隊としてM4を抱えて登場するのですが、その子がどうなったのか知りたかったよ。

正直チャバには感情移入できないっすよ。微妙にイチャイチャしてるし。クラスの女の子とチューしちゃうしな。おれが11歳の時なんて何してたかな。
普通にスーパーファミコンしてた気がしますが・・。イテエ・・。

ま〜おれのしょっぱい少年時代などどうでもいいですわ。ラストはアカのどん百姓に連れられて政府軍から逃げるが、アジトをかぎつけられて皆殺しにされてしまう。チャバとそのお友達も河に連行されて処刑されそうになるが、間一髪仲間が助けに来て助かったよ〜という流れです。で、アメリカに亡命しましたメデタシメデタシって感じで終わりです。

もうちょっとでいい映画になりそうですが、ホテルルワンダよりは銃撃シーンアリ、子供がバタバタ死ぬシーンアリで衝撃度は少し高そうです。

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