鬼戦車T-34

ソ連流娯楽戦争映画

鬼戦車度 100
爆走度 100
悲惨度 100
総合得点 70

東部戦線で恐怖のシンボルとなっていたT−34戦車を主人公に据えた変り種の映画。
1964年ソ連映画。

邦題からしてカルトくさい匂いがプンプンする本作だが、軽めに作っている映画である。でもそこはソ連映画。普通にバッドエンドなわけだが・・。あと、軽いとはいえやはりマニア向けであろう。

ストーリーはドイツ軍の捕虜収容所に拘留されている捕虜がT-34をぶんどって大脱走するといういたって単純明快なものである。

T−34は完全に本物を操縦して撮っている。特撮など一切なし。縦横無尽に暴れまくる。木をなぎ倒し、建物をぶち壊し、ありとあらゆるものを踏み潰して突き進む。

しかし敵陣を走り回ってればいつかは捕まる。次々倒れていく仲間たち。最後は戦車の操縦士が道の真ん中で転んじゃった子供をどかすために戦車から降りてきたところをドイツ兵に撃たれて死んじゃって、「祖国は英雄を忘れない」というテロップが入って終わり。

良くも悪くも非常にソ連っぽい映画である。娯楽アリ実物兵器アリプロパガンダアリ・・と。まー最後のテロップぐらいはどの国でもやってると思いますが・・。

ロシア映画らしく演出に飾り気がなく終始淡々としているので、相当修羅場をくぐったマニア向け戦争映画です。(少々コメディタッチに作られていますが) 登場する兵器はおそらく全て本物。ドイツ軍のマシンガンにいたるまで本物だと思います。

ただおれはビデオレンタルしてみたからだと思うけど、ドイツ人がドイツ語喋るたびに棒読みのロシア語通訳が出るのがちょっとうっとおしかったな。
当時のソ連にはスプートニクは打ち上げられても字幕技術はなかった?!DVDではそんなことないんだろうね。

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