アフガン

正統派ロシア戦争映画

大男度 100
過酷な自然度 80
ヤケクソ度 90
総合得点 85
原題は第九中隊を意味している。

ソ連軍のアフガニスタン侵攻の話で、舞台は「レッドアフガン」と同じですが、こちらはかなり正統派の骨太な戦争映画で、これだから最近のロシア戦争映画は侮れないなと感じている。

話はかなり丁寧なドラマ仕立て。
しかしド定番である。
新兵が志願して訓練所に送られて鬼軍曹にしごかれ、やがて前線に送られる。

こういうのは訓練シーンが長すぎると
前線に着く頃には俺が寝ているという状況になりかねない。その点この映画はかなり訓練のシーンが長いのだが、中々笑えたので楽しめた。キャラクターがわりと立っているので尺が長いのも許せる。

教官役の屈強なクマの如き大男、鬼軍曹は特に笑えるキャラ仕立て。基本的にはハートマン軍曹の焼き直しなのだが、前線に戻りたくて仕方ない彼がその希望を却下されて思いっきり新兵に八つ当たりするシーンは爆笑必至(笑)。その後お花畑でヒックヒック泣いてるの(笑)。可愛くて仕方ないです(笑)。


おれだって軍人だぞ?!おめえらと同じなの!


ひっくひっく・・ぢぐじょ〜。

えっと序盤の見せ場はこんなところでしょうか(笑)?

その後新兵たちはようやく
「第九中隊」に配属されますが前線は想像以上の地獄だった。イスラムゲリラも「ワンスアンドフォーエバー」のベトナム兵みたいに素手で突っ込んできたりはしない。当然だが敵も死力を尽くしてこちらを殺しに来るのだ。

ムジャヒディンは重火器で武装し、一騎当千の強さである。
精鋭のソ連兵を相手に一歩も引くことなく死ぬまで戦う。この鬼神のごとく勇敢な狂信的ゲリラの前にソ連もアメリカも大苦戦を強いられたんだね。そこは納得の行く描写でした。みんな黒衣の戦闘服で見た目もかっこいい。暑すぎてまともに軍服を着ていないソ連兵とは対象的なのである。

標高1000メートル付近のクソ暑い厳しい自然環境、山やら岩やらゲリラに有利な過酷な地形、不足する物資、滞る補給、ガキが後ろから撃ってくる常識外の戦闘、理不尽な上官、悪夢のごとくいつまでも終わらない長期戦。「プライベートライアン」以降のリアル志向の戦争映画が抑えるべきポイントは全ておさえており、正統派だと言える。

後半に山場があり、激しい戦闘シーンがある。ここは必見!現実味があるかは知らないが、
屈強な筋肉ダルマたちが大汗かいて絶叫しながら泥まみれ血塗れになりながらヤケクソで殺しあう。彼ら「第9中隊」がどうなってしまうのか皆さんも是非見届けて欲しい。


ムジャヒディンもめちゃくちゃ強い


おら〜!やったるでぇ〜!後半の戦闘シーンは激しくて良い

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