アメリカンソルジャーズ〜真実の戦場〜

ソンミ村虐殺作戦

虐殺度 100
汚いセリフ度 100
同じ人間なのよ!度 100
総合得点 85

2010年アメリカ映画。

1968年の米軍によるソンミ村虐殺作戦を完全映画化。ベトナム戦争における米軍の最悪の犯罪として有名なこの事件。無抵抗の平和な村の民504名をベトコンだとして大虐殺する。
うち173名は子供だった。

このナチも真っ青な野蛮な虐殺の主犯は
ウィリアム・カリー中尉。しかし命令を下したのはアーネスト・メディナ大尉。虐殺の加害者側には必ず命令を下した者とそれに従った者がいる。この虐殺の実行犯で唯一裁かれたのはカリー中尉のみである。彼は終身刑に処されたが3年で釈放された。

映画の出来としてはかなり金のかかってない安い演出が全面を支配しており、やすもの戦争映画を見慣れない人はおそらく耐えられないだろう。CGとかもかなり安い。しかし
残虐描写は中々えげつなくてよい。ストーリー展開も適度にバトルシーンが盛り込まれているのであまり退屈せずに観ることができる。虐殺の主犯であるカリー中尉も神経質でかん高い声で部下に無茶苦茶な命令をヤケクソでがなりまくる!この俳優はすごく良かった。やはり見せ場は終盤のソンミ村の虐殺作戦。


メディナ大尉が「神の名の下に遂行しろ!」と動く者全ての抹殺を指示。
作戦が始まる・・。


平和な村に・・


米軍が・・


無慈悲に空爆が開始される


村人は一箇所に集められ・・


皆殺しに・・


この中尉は狂ってました


家は破壊され・・


女は犯されるのです・・


女性もまるでゾンビのようにされてから苦しめてから殺されます・・


もうこの中尉はね・・


かなりひどくてやばかったです


ある女性が声を上げます!しかし・・


犯されるのみです・・


誰一人助けることはできません・・


虐殺は別の米軍部隊によって止められます・・

いやあ・・ひどい。この映画の特徴は
虐殺シーンが大変長いということではないでしょうか。50分はまるまる虐殺シーンで使われています。残虐描写や胸のむかつく最悪の行為がゲップが出るほど綴られているため、うかつにこの映画に手を出してはいけない・・。この手の映画の中でもかなりひどい方だと言うことができるだろう。

見所はやはりカリー中尉の
ヤケクソっぷり。戦場で恐怖に駆られつつも部下を統率しなければならないし上官の命令には従わなければならない・・このような過酷な環境でヤケクソになって市民をゲリラだと言って皆殺しにする姿には数々の既視感を覚えるわけだが・・。もはや言うまい・・。良心の呵責に苦しめられつつも軍人として命令に従わなければならない末端の兵士たち・・ノリノリでぶっ殺しているヤツもいるけれどやはりこいつらも含めて彼らも被害者であろう。軍隊は命令が全てである。上がやれと言うならやるしかないのである。

まあ人間の本性を、軍隊の性質を描いたという意味では中々良作だ。しかしこれでソンミ村虐殺事件を知ったような気持ちになってはいけないなぁと思いました。実際のシーンと脚色されているシーンが混ぜ混ぜになっていますから、こういうのを読み解くのは相当難しいです。カリー中尉とかこの映画ではヤケクソで素晴らしいイカれ演技でしたが実際どうだったかなんてよくわからないしね。

まあ素直に映画としてみればまずまずの迫力に残虐描写、えげつない行為の数々、汚い米兵たちのセリフなど見所は多々あり、まあまあ楽しめると思います。でも虐殺シーンのえげつなさは過去最悪レベル。低予算で安い。
そしてひどいのはわかるがかなり宣伝臭もする映画だ。観るなら気をつけてくださいね。しかしオリバー・ストーンでも公開中止に追い込まれた「ソンミ村」をよくここまで過激にやれたよね。

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