アンネの日記

そんな綺麗な話だったの?

偽善度 100
現実味がない度 100
イマイチ度 100
総合得点 40

 有名なノンフィクションである「アンネの日記」の映画化。1959年、アメリカ映画。モノクロ。英語。

 アンネがナチスのユダヤ人狩りから逃れるため秘密の隠れ家に逃げ隠れ、2年もの間続く暮らしを描く。どんなに絶望的な状況でも決して希望を捨てないアンネの姿は大変嘘くさく、偽善的なにおいがプンプンする。原作を読んでいないが、この映画を観た感触では、この映画の見所はその嘘くさい希望とナチの兵隊から見つかりそうで見つからないのがヒヤヒヤっとしてスリル満点でサイコーってところぐらいじゃないのか?その辺は楽しめましたよ。ジェットコースター気分で。そして最後は見つかるんだけど、音楽がまるでハッピーエンドみたいでちょっと・・・これ以上ないぐらいのバッドエンドなんだから暗い音楽かけてくださいよ。

ナチの犯罪を糾弾するでもなく、「人間はどんな状況でも希望を捨てずにがんばれるんだよ☆アンネがその見本さ♪」と言いたいんだろうな。

悪いがこの内容でその辺を感じることはできなかった。だってアンネが信じられんぐらい厚化粧でけばいんだもの。2年間も狭い部屋に閉じ込められてるとはとても思えん。どこにそんなにばっちりメイクする化粧があるのか。ところで一体風呂はいつ入ってるんだ。うんこはどうやって捨ててるんだ。などと夢もへったくれもないことばかり気になります。

実際の逃亡生活は「戦場のピアニスト」のシュピルマンよりも酷い状況だったに違いないのだ。狭い部屋に8人も住んでるんだから。
醜い争いが繰り広げられたに違いない。しかし、そんなのたいしたこともない。「人間はどんな状況でも希望を捨てずにがんばれるんだよ☆アンネがその見本さ♪」と言いたかったのならもっともっと絶望的でどうしようもない現実を描くべきだった。化粧なんかできたわけないだろが!!こんな状況ならおれだってなんとかなりそうだ。カワイイ女の子もいるしな。こんな状況ならおれだって希望持てるよ。よってこの映画は中途半端と断定。感動はとてもできない。原作は読んでないのであくまでこの映画の感想。

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