ブコバルに手紙は届かない

そりゃ届かんわ

地味度 100
悲劇度 100
レイプ度 100
総合得点 70

ブコバルというのはボスニア・ヘルツェゴヴィナの都市の名前。ボスニア紛争の中でも最悪の激戦区だ。
ボスニア紛争の悲劇を描いた映画としては、「ボスニア」「セイヴィア」と並んで知名度のある映画であるが、DVDは相当入手困難、レンタル屋にもあるかどうか・・。観るのは大変だと思います。

これはセルビア人の夫と、クロアチア人の妻が戦争で分断されていく姿を描いた映画です。

ベルリンの壁が壊れるところから始まり、ラストは実際の戦闘中に特別な許可を得て撮った完全に破壊されたブコバルの街並みを空撮している。この空撮はすごい。人間の愚行に涙も引っ込む。建物という建物は完全に破壊され、一面廃墟が広がる。この廃墟は人の作り出した戦争という名の形ある芸術だ。

これもボスニア戦争を描いた映画としては定番であるレイプシーン、民間人虐殺シーンなどしっかりひどいところは押さえている。これはユーゴと欧州各国の合作映画である。「ボスニア」とほぼ同じだからか、似通ってるシーンが多かった。殺戮シーンのバックで流れる陽気なロックなど、「ボスニア」で使われていた手法がここでも見られる。おかげでちょっとばかしマンネリな気がした・・。戦闘シーンもちょいとばかり地味すぎやしないか・・?それと対照的にレイプシーンはかなりえぐい!これはえぐいよ。ヒロインの女性はかなり美人なのだが、犯されまくりです(ToT)。おかわいさうに。

しかし他に見るべきところはなかったように思う。ストーリーはかなりいい線いっているのだが・・。演出力という点でセイヴィアに大敗を喫しているので惜しかったなあ・・。期待してたけどセイヴィアが良すぎたからか、あまりぐっと来なかったデス。ただ↑でも述べたようにラストの空撮シーン、全て当時の本物の映像なのでこれはみる価値あるよ!よく撮ったなこんなの!

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