大統領の理髪師

マイナー度 100
コミカル度 70
地味度 100
総合得点 65

韓国の映画も日本のそれよりは多少はマシかなと思うけども、これは軍事独裁政権時代の韓国について描いた映画です。切り口はけっこう新しいかな?しかし地味な映画です。

これはどこにでもいる平凡な床屋のオッサンが偶然情報局の高官の目に留まって大統領の専属理髪師になってしまうという話。その大統領とは、朴 正煕。軍事革命委員会の名の下にクーデターを起こして李承晩を倒し、独裁者となった。典型的な開発独裁で、民衆を弾圧しながらも国を近代化させた男である。元大日本帝国陸軍士官学校出身者である。

朴の軍事政権下で行われた無法の数々を主人公の床屋のオッサンは床屋のオッサンなりに関わっていかねばならなくなる。些細なことで大統領の護衛の軍人にぶん殴られたり、息子を北のスパイだと疑われて逮捕されて拷問され、不具者にされたり、大統領の下で恩恵を受けながらも、軍事独裁政権がいかに邪悪か、そして滑稽かを身を持って思い知らされるのである。

政府批判をしているというよりは軍事政権時代を冷静に振り返っているという感じですかね。
まあ韓国近代史に興味ない人は全く観る意味ないだろうね。しかも勉強になる映画というわけでもなし。コメディタッチに作っているし歴史考証云々は正直あまり映画と関係ないね。
軍事政権の受難にもくじけず子を思う親心・・みたいなテーマかな?

ラストは床屋の親父が軍事政権と決別し、主役を民主化した韓国と重ね合わせるという演出でした・・。地味な映画だった・・。

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