炎の戦線エルアラメイン

マカロニの限界を感じる一作

マカロニ度 100
厳しい自然度 100
ダラダラ度 100
総合得点 50

 イタリア映画。
 ww2の北アフリカ戦線で最も激しい激戦区の一つがエルアラメインです。

 おれはドイツ軍のロンメル将軍率いるアフリカ軍団が登場するかなあと期待して観ました。

何故なら北アフリカ戦線の枢軸軍側の主要部隊の大半はイタリア軍であったにもかかわらず、少数の本来なら助っ人でしかなかったロンメル軍団がイタリア軍を指揮して戦ったのです。よってドイツアフリカ軍団が登場しないなんてことはありえるはずがなかったのです(おれの中では)。

 しかし、観ようかどうか迷ってる人に教えてあげますがドイツ軍は出てきません。非常に残念です。ドイツ軍が出てくるシーンは通りすがりの5秒ぐらいです。しかも
「イタリア野郎なんかくたばっちまえ!」と一言吐き捨ててブロロロ…とトラックに乗って去っていきます。…これだけです(笑)。

よってロンメル将軍のファンは観る必要は全く無いと断言します。

 映画そのものの雰囲気はスターリングラード(93)にかなり影響を受けていると思われ、登場人物の性格なんてものすご似てます。戦闘そのものよりも過酷な自然の中で苦しむ兵士たちの姿が悲劇的に描かれます。スターリングラードが吹雪ならこれは砂漠で、監督もかなり意識してるんじゃなかろうか。

戦闘シーンは無茶苦茶少なく、戦争映画というにはあまりに退屈でした。数少ない戦闘シーンもイギリス軍の突撃シーンなんて意味不明で、主役たちはまるで透明人間であるかのように無視されます。

元々イタリア軍に大した思いいれもない私としては当然感情移入などできるはずも無く、一瞬出てきたドイツ兵のように
「イタリア野郎なんかくたばっちまえ!」と叫びたい気分です(うそ)。

 後、食料にされかかったお馬さんの目がとても優しかったですよね(笑)。

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