太平洋の奇跡ーフォックスと呼ばれた男ー

オナニーは1人でするもんだゼ?

デタラメ度 100
つまんねえ度 100
わざとつまんなくしたとしか思えない度 100
総合得点 15

2011年の日本映画。サイパン戦を描いている。久しぶりに登場した日本産の戦争映画である。それも誰も思い出したくもない太平洋戦争のサイパン戦を舞台にしている。どうせまた「戦争はいけないと思った」というしかないような、どうにもならない映画なんだろうと思うしかない。しかしどうにもツタヤで借りたいDVDが見つからなかった俺はたまたま目に付いたこれを借りるわけだが・・つ・・つまらん・・。なんだこれは・・?

サイパン戦でバンザイ突撃してすぐやられちゃった日本軍だったが、生き残った大場栄大尉と残存兵と民間人はジャングルに引きこもって圧倒的戦力の米軍相手にゲリラ戦を展開する。彼らが降伏したのは日本が降伏してから数ヶ月経った後のことで、投降を断固拒否する日本軍人らしいエピソードである。大場大尉にご苦労さんと言いたいのは日本人ならば誰でも同じであろう。しかしこの映画はクソつまらない。大尉がどうして米軍にフォックスとか何とか言って恐れられる存在となったのか、敵ながら畏怖の念を集めることになったのか、その過程が全く描かれておらん(笑)。この映画は完全にそれに尽きる。本当に他に言う事はない(笑)。ちんけでしょぼい戦闘シーンがちょろっとあるけれども別に大尉がすごかったようには全然見えない。なんだかお気楽な米兵が大場に興味を持ってなんだか勝手に尊敬しているのだが、観客を完全に置いてけぼりにしていると思う。日本人は本当に原作つきの物語を映画にするのは世界最悪に下手だなと思う。編集するセンスがないのか、よっぽどアホで無能な奴がヘッドにいて誰も逆らえないのかもしれない。本当にクソつまらない。

この映画はなんだったんだろうなあ・・愛国心を植えつけたかったのか?アクション映画が撮りたかった訳ではないようだが。月並みな言い方だが中途半端なできである。有名俳優は使わなくていいったって言っても無駄だろうが。まあ別に大きな粗はないが印象に残らん映画だ。

やっぱりさあ。この映画に限った話じゃないけどさあ。日本で戦争映画を作ろうと思ったら、おれごときに言われるまでもなく岡本喜八とかの古い東宝映画でもみて日本軍人の挙動とかセリフの言い回しとか勉強するべきだと思うんだよ。ああいうので出てくる軍人さんたち、部屋の中でくっちゃべってるだけなのにすごい存在感だぜ?きびきびしててピシッとしてて動きに無駄がないしよ。礼の仕方とかちゃんと30度だったり45度だったり細かくやってるしさ。部下に命令出すときは
命令!!とか叫んで聞いた部下は命令を復唱したりするんだよ。日本の組織なんだからそういう決まりごとが多かったわけよ。そういうところ軽視しないで欲しいのだ。坂之上の雲ではこの辺がすごくよくできていて嬉しかった。アレは戦闘シーンはクソしょぼかったけれど、軍人さんらしい演技が端々のエキストラにまでちゃんと身についていた。そこを大事にして欲しいと思うのですよ。古い映画は退屈なところもあるけどさ、いい所はすごくあるんだから馬鹿にしないで真似してほしいんだよな。そこをきちっとやるだけですごく雰囲気が戦争映画風になると思うんですよ。

まあいいや。いいところも少し。

唯一の見所は、サイパン守備隊がバンザイ突撃するところだ(笑)。白昼堂々と突撃する(笑)。米軍はこの奇襲を読んでいたが映画の中では奇襲が成功したかのような描き方をしている。進軍ラッパが戦場に響き渡るシーンがいかにも今更感爆発だが、この映画で思い出す好きなシーンはここだけである。

戦争映画というには戦闘シーンが少なすぎ、ハゲヤクザの兵隊とか井上真央付近は完全に不要なエピソード。というかほとんどいらん。進軍ラッパを吹き鳴らすシーンだけが、死ぬとわかっている戦闘にも秩序正しく戦った日本軍の姿を象徴しているかのように感じられ、好きなシーンだ。

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