ハンバーガーヒル

悪くはないはずだが

戦死者追悼度 100
特徴ない度 100
戦闘なかなか度 100
総合得点 70

ベトナム戦争で、ある高地を占領するため多大な出血を強いられた米軍の苦しい戦いを描いた映画。89年米。

その丘に近づいたものはみんなミンチにされちまうという意味でハンバーガーヒルという名がついたそうだが、それぐらい強固な陣地だったのでしょう。

映画は兵士たちの内面や心理描写に重きを置きすぎているきらいがあり、軍事的にどうしてハンバーガーヒルが強固だったのかとか、どうして攻める必要があったのかとかが大変わかりにくい、というか説明が全然ない。

これは一概に短所とも言えないだろうが、戦争映画好きの人にとってみればちょっと物足りない感じがする。

戦術面で米軍がどうダメだったか或いは良かったかなども同じ理由で説明されていない。ただただ寡兵で突撃を繰り返し、陣地にすえつけられた機関銃や迫撃砲で痛い目を見る米軍101空挺師団などの草の根の部隊のしんどい10日間を描いている。

兵士たちの心情吐露などは伝統的なもので目新しいものはあまり感じられなかったかな。
だが敗戦に終わったベトナム戦争で死んでいった米兵たちの勇敢ゆえの犠牲を無駄だったで終わらせて欲しくない!という強いメッセージを感じる映画で、苦戦したし結局負けたけどこんなにも若者たちがこの戦争で死んでいったんだぜ?それを忘れないで!無駄だったなんて言わないで!という
女々しい日本のクソ映画のごときみみっちぃメッセージが表にドンと出ている映画だ。戦争に負けた国はみんなこんな映画を作るんだな・・。アメリカとて例外じゃないんだな。

戦闘シーンはけっこう長いし激しいし、基本的にはかなり米軍が苦戦する話なのである意味では北ベトナム側が人間扱いされているだろう(笑)。ワンスアンドフォーエバーのように射的の的になったりはしないので安心して欲しい(笑)。

手前のベトナム兵はM60を鹵獲している?奥の奴はAK47の中国56式を使用しているらしい


映画の中では泥まみれのベトナム兵に銃剣刺突で殺される米兵のシーンもあり、かなり激しい至近による肉弾戦が繰り広げられている。


しかし時代なのか、ハンバーガーなんてひどいタイトルなのに、人がミンチにされちゃうシーンはほとんどない。一瞬のカットであるちゃあるけどミンチにされちゃうのはベトナム兵だ(笑)。これでは看板に偽りありである。残虐描写にもっと力を入れるべきである。言っても仕方ないけど。

それはそうといつかシュガーローフヒルの戦いも映画化されればいいのにねぇ。誰もやらないよな。

戻る