イラク ~狼の谷~

元祖トルコの電波映画

米軍鬼度 100
キチガイナショナリズム度 100
電波度 100
総合得点 60


どっかでみたなこのシト…

トルコ産の反米ありきの映画です。

こういうのってみる前から想像がつくんですよね。かっこいいトルコエージェントが悪い米兵をやっつけるというシナリオなのかしら、と考えていたら本当にそんな話だからビックリ!古今東西こういう映画は数あれど、だいたい敵味方が入れ替わってるだけで、ハリウッドの勧善懲悪映画とほぼ同じなんだわ。

そういう意味ではちょっとガッカリ。チャドルかぶったイスラム女がヒロインとして登場するぐらいしか新鮮味を感じるとこがなかったのは残念である。トルコ映画なんて珍しいのにね。それらしさを感じられずハリウッドの二番煎じに堕しているのはもったいない限りだ。

ハリウッドの二番煎じなのにアメリカを批判するなと言いたい!(嘘)

でも米軍批判やりすぎじゃないか?

ほとんどシリアルキラーと化した不良米兵が女も子供も撃ち殺してヒャッハーするのだが、これにリアリティや説得力を感じられなかったのは非常に残念である。虐殺シーンマニアのおれですらこれは受け入れ難い。現実味がないからである。虚実入り混じっているのだろうが、子供でも躊躇なく射殺する米兵や、ほとんどメンゲレのキチガイ医師、トルコは金をせびるだけのうんこ国家よ死んでくださいとリップサービスする悪玉アメリカ人など、ここまで政治的メッセージが露骨だと電波映画の烙印を押す以外にない。

まあそれでもこの映画から読み解けるのは、こういう悪い米兵が、かっこいいイスラム系タフガイに華麗にやっつけられるという映像が大衆に求められるほど当時のアメリカは嫌われていたのだなあ〜ということ。そこはしみじみ感じることができました。


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