アイアンスカイ

大笑いした

こだわり度 100
映画愛度 100
ユーリア度 100
総合得点 90


第三帝国は素材があまりにアレなのでギャグになるのは日本だけという話をどこかで聞いた。なんせ、日本人はナチズムの被害をほとんど受けなかった。それどころか友邦だったし手本にすらしていたのである。

これはフィンランド人監督の映画だ。フィンランドはどうなんだ?一応フィンランドもナチスとは同盟関係だった。独ソ戦にも兵を出した友邦である。そんなところがこの映画のお気楽な雰囲気に影響してるかどうかは定かではない。

この映画はナチを題材にした強烈なコメディである。個人的には大爆笑しまくった。ナチ映画、戦争映画、SF映画のオマージュやパロディが盛りだくさん捧げられ、音楽まで欧州の鳥肌実
"ライバッハ"を使う徹底ぶり。


拷問!軍服!UFO!鉄兜!
ナチ式敬礼もしっかりやるし、俳優はしっかりドイツ語で会話。一切の妥協のない完璧過ぎるつくりこみで、まさかここまでとはおれも全く予想できんかった。。
舐めとった。

この映画は主役級の人物が3人いる。1人は「ヒトラー最期の12日間」でヒトラーの側近
ギュンシェ-シュトゥルムバンフューラー(SS少佐)を演じたゲッツ・オットー。まあ、この方も順調に出世してらっしゃる。「シンドラーのリスト」のチョイ役から、今回は"月面親衛隊長"で次期《総統》だとか。階級もオーバーフューラー(SS上級大佐=准将)で、順調に出世している(笑)。まあ主役というか悪役なのだが。いい味だし過ぎた悪役だ(笑)。

2人目は
ユリア・ディーツェだ。もうこのシトはヤバイ(笑)。可愛すぎる!キューティーすぎる(笑)!こんな美しい人がSSの制服着ていきなり「ハイルヒトラー!」だもんな。第三帝国ファンは一瞬で魂を抜かれることは間違いないだろう(笑)。



最後はいかした黒人さんだ。名前は知らんが、非常にしなやかでチンポのでかそうなナイスガイである。ナチ野郎にニグロニグロと言われつつも軽快にギャグを忘れずいかす演技をしている。ユーリアとの恋愛模様はレイシストに対する強烈なアンチテーゼとなるだろう。

ストーリーはもうハチャメチャすぎるのでこの際割愛したい(笑)。月の裏側に隠れ潜んでいたナチス軍団が
地球侵攻作戦を開始するといっとけばもうそれでいいだろう。アメリカをはじめとした各国首脳は対応に追われるが、皆秘密裏に宇宙戦艦を所持しており、武器も山盛り積んで応戦する(フィンランド以外)。

そんな地球防衛連合軍がナチの暴挙に立ち上がり地球を守るという、いやー
また世界を敵に回して戦っとるの独逸。日本はどうした?!同盟国だろうと言いたくもなるが、日本もちゃんと宇宙戦艦を持ってナチスと戦っていました。70年前からそうしてれば良かったんだこの野郎!(禁句)

お色気も力が入っており、ユリアはもちろん、アメリカ大統領とその周辺もむやみに巨乳の色っぽいお姉さんがたくさんいて飽きさせない。とりあえずユリアのパンチラには大興奮した。こんな興奮するパンチラは他にない(笑)。パンチラどころやなかったけどな。パンモロやったけれども。フィギュアが欲しい(笑)。ホットトイズがやってくれると信じてます(笑)。

政治を風刺するジョークに関してもかなりきつめで、特にアメリカに対してはかなり辛辣。
ドイツと同じかそれ以上におちょくられていると思う。というか、ありとあらゆるビッグコック権力野郎にツバ浴びせかけるアナーキーな姿勢は「チームアメリカ」そのもの。ブラックで不謹慎極まるギャグの連続だがこれがセンス良くビシッと決まっているのだから稀有な映画である。

宇宙戦艦とUFOの戦闘も大迫力で大きな画面で是非確認して欲しいところだ。というか、作者は
「ヘルシング」のファンとしか思えない(笑)。気のせいだといいが(笑)。日本にもこの映画に負けないナチスなサブカル作品があるんだよなあ。そういえば。

まあ劇場で観てるとしょーもないギャグが炸裂するたびに大笑いが起こってたが、一番劇場でウケをとってたのはUFO出現の際にアメリカが各国に「あんたの国のじゃないでしょうね?!」とかやってて、みんな「いやいや!まさか!違いますよ!」とやってるのに、
かの伝説の某国が発する一言で劇場は阿鼻叫喚の爆笑の渦に包まれました(笑)。アレにはやられたっちよ。映画館であんなに笑ったのは初めてだ…。それだけでこの映画はおれの中で伝説になったよ。

「博士の異常な愛情・・・」風の、だが見た目はどう見てもアインシュタインのドクがいたり、パロディが実に自然に溶け込んでるのだな。凄まじい映画愛を感じる楽しい作品ですので、できれば大きな画面でご観賞ください。


ホットトイズさん・・フィギュア化期待してますぜ・・



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