女王陛下の戦士

バーホーベン初期作品

ゆるい 100
長い 100
普通 100
総合得点 20


77年オランダ映画。バーホーベンの初期作品ということで、いやでも期待せざるを得ないが、これははっきり駄作と断言したい。

まず長いのが問題。たしか147分ぐらいあったかと記憶している。序盤はまだ集中力が続いたが、後半はダラダラゆるゆるのびきったラーメンの如しで、到底全部観るのは無理だった。

女が全部ヤリマンであるだとか、ウンコを使って何か芸をしてくれるだとか、真面目なシーンでもおちょくってギャグにしてしまうだとか、バーホーベンらしさは随所にあるものの、はじけぶりがまだ全然足らない。レジスタンスをおちょくってるのか英雄視してるのかさっぱりわからない。少なくともカッコ良くは描かれていないと思う。でも女王陛下の前では紳士ぶっていい子ちゃんにしてしまう主役=ルトガー・ハウアーなど、いろいろと限界を感じてしまう。アナーキーな感じが全然足りないのだ。

後の「ブラックブック」がこれを補完した完成形なのかもしれないが、、はっきり言って「ブラックブック」もそこまでハジけた映画ではないしな。バーホーベンとしては自分のアイデンティティに関わる部分だし、あまりハチャメチャなことはできないのかもしれません。

見所はドイツ軍の降下猟兵がみんなでミルク飲んでるシーンだ。軍服の考証は完璧で、特殊部隊黎明期の無骨な格好良さがにじみ出ていました。

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