戒厳令

画質が悪すぎてな・・

画質悪い度 100
おどろおどろしい度 100
刺激度 40
総合得点 50

日本のアナーキスト、北一輝と226事件を描いた映画。

モノクロで静かな怪しい映画で、北一輝が226事件にどう関わり、死刑になったかという顛末まで描いているが、やや冗長で退屈。

実際北はクーデター実行にほとんど関与してなかったそうだが、思想的なバックボーンは北の書いた「国体改造法案」にある。北に影響を受けた海軍青年将校が515事件を起こしたし、海軍に先を越されたと今度は陸軍青年将校が226事件を起こす。

劇中、北はクーデターに関与してないが心情的には応援しているのである。自分の考えを武力で実行しようという連中を激励したりもする。だがそれが仇となり、彼もまた捕まり、死刑となってしまうのである。

銃殺される直前、「天皇陛下万歳を叫びますか?お仲間は皆そうしましたよ」と言われ、
「私は死ぬ前に冗談を言わないようにしてます」と拒絶する北の姿は、紛れもないアナーキストであったことをにおわせる。

そして日本映画史上最も不謹慎でパンクな名シーンだったと言えるだろう。

北の思想は右翼でもあり左翼でもあるという、一風変わったもの。興味がある人は調べてみてください。

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