華氏911

まず反米ありきの映画なのでこれ観てブッシュ政権嫌いになる人は単純すぎ

ゴーマニズム度 100
反ブッシュ度 100
マルクス度 100
総合得点 ?(私的にはゼロ)

アメリカの小林よしのりこと(?)、マイケル・ムーア監督のブッシュ政権を痛烈に批判したプロパガンダドキュメンタリー。

前にもムーアの映画は何度か観たが、アメリカ人を対象にした映画ばかり作る人です。

はっきりいってローカルなネタが多く、この映画を理解しているニッポン人が何人いるのか疑問です。展開も早すぎて言いたいことを詰め込みすぎています。これだけの量を語るには二時間では短すぎます。ちょっと覇気強し…と言ったところでしょうか。作者の熱意が先走りすぎて観ている側は疲れてしまうと思います。話はブッシュの大統領選挙が不正の勝利であったことを告発する場面から始まり、ブッシュの職務怠慢、徴兵忌避、テロを受けたときの対応のまずさなど思いつく限りの全てを批判している。ここまで来たらほとんどゴーマニズム宣言です。ブッシュ政権というよりブッシュ個人の人格を否定しているようにしか見えない。別にいいけど。

 まあそれでも話がイラク戦争の部分に差し掛かるとおもしろくなってきました。日本のメディアが偽善でボカシをかけていた衝撃シーンを普通に見ることができます。すごい強烈なシーンがありますのでメディアが子供に悪影響を与えると考えている方はお子様にみせないほうがよいでしょう。イラク戦争でのアメリカ兵の蛮行を描きつつ、戦死したアメリカ兵の家族の訴えなどを写し、イラク戦争の無意味さを何とか必死で伝えようとしていますが節操がなさ過ぎます。何と言っても覇気強しです。
アメリカ兵が「ドロウニングプールを聴きながら殺るとサイコーにとべるぜえ?!」とか言ったり、捕虜を虐待したり非道な悪魔として描いた後に、戦死した米兵だけブッシュを批判する材料にする神経があまりにも理解できません。

アメリカ万歳のおばさんが息子が戦死した途端反政府活動に身を投じるようになっていく姿を感動的に写したりもしていますがちょっと胡散臭すぎて何ともいえない。。。絶対にやらせだと思うのですが。。。。
これで感動する人は小学生〜高校生までだと思いますがまあ泣いてる人は結構いたようでしたが。。。。

 そして出兵しているアメリカ兵の多くが経済的貧困層であることを訴え、一部の富裕層に搾取されている構図を写し、階級闘争の必要性を唱えていたように見えましたが多分気のせいではないと思います。どうやらムーア監督はマルクスの影響を受けているのではないでしょうか。さすが民主主義アメリカ!

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