>>戦争映画中央評議会

ケドマ~戦禍の起源~

メソメソしてんなよ・・

だるい度

100

固定カメラ度

100

セリフ少ない度

100

総合得点

30


2002年のフランス・イタリア・イスラエル映画。
イスラエル建国の歴史を描いた群像劇。

ナチスのイカれ人種政策から解放された数百万にも及ぶ欧州のユダヤ人たちだったが、結局のところ帰るところがない人もたくさんいた。
昔住んでた家に帰ってみたらなんだか知らない人が住んでたりだとかぁ。。



共産圏もどういうわけか、ユダヤ嫌いで、手厚く保護しようとはしなかった。また、ポーランドなど、ナチスがいなくなったというのにボグロムが起こっちゃう国まであった。

特に東欧ではヒトラーがいようがいまいが状況は似たようなものであった。相変わらず欧州の白人にとって、ユダヤ人は罰当たりでアンホーリーな存在であった。共産主義だろうが世俗主義だろうが大差はないのであった。

そんな中、パレスチナに行こうぜ、、作ろうぜ、、おれたちの国を、、みたいな運動が活発化する、、シオニズム運動という。
当時パレスチナはイギリスの委任統治下にあったのだが、第一次大戦前に、パレスチナの国はユダヤ人のものだよ~と約束していたので、ユダヤ人はそれを拠り所にしてパレスチナに集まる。
しかし、イギリスは同時に、

パレスチナはアラブ人のものだよ~だからオスマン帝国との戦争に協力してね☆
パレスチナは僕とイギリスとロシアのものだよ~だからずっとお友達だょ☆

とも、約束していた。女たらしのダメ男のようである。で、結局パレスチナに集まってきたユダヤ人たちは、「ユダ公なんか知るかっ」とアラブ人に虐殺される憂き目にあい、シオニズム運動は下火になっていた。

そのシオニズム運動がナチス滅亡後にまた活発化したのである。イギリスは最初ユダヤ人を追い払おうとしたのだが、ユダヤ人たちによるテロは起こるは武装蜂起は起こるわ、アメリカにも約束守れと迫られ、しぶしぶパレスチナを手放す。

こうして、暴力と破壊と欺瞞の内にイスラエルは建国されたのである。無理矢理に。

だが、そこにすでに住んでいたアラブの民からすれば、「なんだ!?ユダ公がいきなり攻めてきたぞ!国を護るぞ!」となります。そりゃそうだ。こうして起こったのが第一次中東戦争。

でも、運悪く?第二次大戦で死線をかいくぐってきた歴戦の兵士たちがシオニズム運動に多数参加していたため、イスラエル軍は建国当初から異様に練度が高かった。しかも士気もこれ以上ないぐらい高い。

田舎軍隊のアラブ連合軍に勝ち目はない。その後も中東戦争は繰り返され、パレスチナ問題が生まれたのである。

さあて、やっと映画の話ができるのだが、これはユダヤ人たちが船に乗ってパレスチナにやってきて、武装してアラブ人を追い出す!以上!説明おわーり!
話はそれだけ。淡々とした群像劇で、主人公が誰かもよくわからない。

いかにも欧州的で地味な映画で、セリフは極限まで少なく、固定カメラの長まわしを多用し、展開の起伏が極端に抑えられた・・・つまり超絶退屈な映画となっています。

最初の1時間なんて固定カメラでぼーっと人々を眺めているだけですよ。セリフも取り留めもないし、、、みてもみなくてもほぼ同じだ。

その後、武装蜂起したユダヤ人たちとアラブ人との戦闘シーンがありますが、これも極端に動きの乏しい絵でパンパンと銃声だけは景気いいのだが、実に退屈な戦闘シーンである。
まあリアルと言えばリアルかもしれないが、、、報道番組とかで流れるような、生々しい戦闘シーン、、あまりグッと来ないですね。

んで、その短い戦闘シーンが終わると、ユダヤ人のおじさんが戦闘で頭をやられたのか、泣き言を延々延々半泣きでメソメソとゴネはじめる。誰も聞いてねえのに。

おれたちユダヤ人はどうしてこうなんだ!流浪の民だのなんだのなんでいつもこうなんだ!ってねえ。知るかよ。その泣き言がまたしつこい!あまりにしつこいのでイライラしてしまった(笑)。

まるで舞台演劇のようであり、そこだけ妙にわざとらしい演技がまた不自然でねえ。一通り愚痴をいったら、女にヨシヨシしてもらいながらどこかへ退場。もうオッパイでもしゃぶってろよ。。

そんなわけで、テロで建国された自らの歴史を、悔いている、恥じているってことなのかな?どうだかわからないけど、あまりに地味で説明不足な映画。エンタメ性はゼロである。

この辺の歴史が好きな人は観ればいいんじゃないでしょうか。



 

 

 

 

 

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