ラストデイズオブサードエンパイア

邦題はデタラメ

邦題デタラメ度 100
恋愛度 80
ゲシュタポ度 50
総合得点 50

2004年のドイツとかその辺の映画だ。(適当ですまん)

ラストデイズオブサードエンパイア…邦題だけみるとすばらしい極貧かつヤケクソなフレーバーを漂わせており、極貧とヤケクソと虐殺を好む私が観ないわけにはいかなかった。その邦題がデタラメだとわかっていてもだ。

邦題は完全にデタラメ。
もはや詐欺。

ラストデイズオブサードエンパイアなんて言われちゃったら嫌でもベルリンや東プロイセンを連想するが、これはケルンだ。
まさかの西部戦線である(笑)。

ケルンを舞台に第三帝国末期で活躍?した
「エーデルヴァイス海賊団」のお話である。原題も「EDELWEISS PIRATEN」で全くおかしなことはない。邦題をつけている奴がキチガイなのである。エーデルヴァイス海賊団と言われても日本人の99パーセントはよく知らないだろう。おれもよく知らん。ナチス体制に反抗していた不良少年グループのようなイメージを持っておけば良いと思う。

ジョナサン・リテルの
「慈しみの女神たち」の最後半で、シュターツポリツァイに棒切れで殴りかかってくる不良少年グループの描写があった。ありゃあひどい描写だった。ナチス体制から離れた子供達はもはや善悪の規範や道徳を失い、無法の限りを尽くす。本能が最も優先される。その結果女の子は男の子にレイプされ続ける。あれはエーデルヴァイス海賊団をモデルとしていたのかもしれない。

ナチスは異民族には史上最悪の暴政をしいた最低の侵略国家だが、
自民族には甘かった。本当に本当にソビエト連邦と比較すると甘口のカレーライスだった。不良少年グループすらまともに取り締まれないとはガッカリです(嘘)。
この辺りはおなじみWikipediaがよくまとまっている。暇な人は読んでみてほしい。(下の方の"政府の対応"のあたり)

さて、この映画だが、エーデルヴァイス海賊団をめぐる歴史事実には割と忠実に作られているようで、風紀取り締まりでパトロールしてたヒトラーユーゲントの坊やたちと殴りあう様などまるで
コントだが、実際こういう光景は見られたそうです。こんなにもおおっぴらに体制に反抗していたのに、保安部やゲシュタポはなにしてたのだろう?!と疑問に思わずにはいられない。

だが、エーデルヴァイス海賊団が単に反抗期の坊やたちならまだ良かったのだろうが、爆弾テロを企て銃器を大量に備蓄し始めると話が変わってくる。実際エーデルヴァイス海賊団は最初単なる不良少年だったが、徐々に共産党などのオオマジの反政府組織の人的補充プールと化していったそうで、映画の中でもほんの少しだけそのことに言及しているが、大抵の人はなんだかよくわからないだろう。

ゲシュタポも本気で動き始め、一斉検挙に動き出す。戦争映画的な見所はこのゲシュタポのデカたちが黒革コートにハットという出で立ちで、小銃持って検挙に向かう姿だろう。ここでは「独版スターリングラード」で女房をフランス男に寝取られたローロことJochen Nickel がゲシュタポ刑事で主役級の扱いである。このシトが見るからに悪党ヅラでだいぶいい味を出している(笑)。
ヨヘン・ニッケルなんて言われても誰も知らないだろうが(笑)。


かくして少年たちはなす術もなく捕まるのであった…

その後はゲシュタポの拷問タイムが始まる。手錠で手足を縛って棒切れでぶん殴ったりする。「灰の記憶」などでヤバいのを知ってしまうとこれはいささか物足りない!まあでもしょうがないだろう(笑)。

ここは戦争映画のホームページですから、あえて話の詳細をはしょったけど、断じてゲシュタポが主役の映画ではない(笑)。エーデルヴァイス海賊団の少年少女たちが主人公で、彼らの瑞々しい(が、セックスありの)青春物語である。また兄弟愛の話でもある。興味がある人はどうぞ。



ヒッピーみたいだな・・

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