魔女と呼ばれた少女

恋愛ドラマですね

残虐度 60
恋愛度 100
少年兵士度 50
総合得点 20

暗黒大陸アフリカ涙の少年兵シリーズ(?)の正統派作品である。由緒正しきジョニー・マッドドッグ系映画といえる。

前半冒頭で、愚連隊(ゲリラ)に村を襲撃される少女は、ライフル持たされて両親を殺せと強要される。お前が殺さなきゃおれが鉈で殺してやるし〜。そっちのが苦しいし〜と。

少女は親を撃ち殺し、愚連隊の仲間のこども兵士として行動を共にする。

まあ話はこんな流れだが、派手な戦闘シーンや残虐描写があるのかと言われたら、
全くない。

直接的な血の描写は徹底的に避けられており、残酷なのはそういうお話だというその設定だけ。映画として目を見張るような躍動感豊かな映像はない。すごく退屈。

えらく長く感じる映画で、
こども兵士同士の恋愛話に終始しており、収奪され、虐待され、コマとして利用されては使い捨てにされるこども兵士の問題を語ってはいるものの、何度も言うが、映画としてのダイナミズムみたいなもんが全くない。本当に退屈な映画だ。

この世のお利口さんな良識派の人々を納得させるには、残虐描写があってはならないのだろうか?面白い素材を使っているのに、本当に退屈でつまらない映画にしてしまったように思う。

こども兵士の現状はまさに獣的本能で殲滅戦を続けるアフリカ人たちの恐ろしさがガッツリ詰め込まれた素材だと思うし、映画で描かれる現実もかなりえげつないものなのだが、映像がその悲惨美を全く表現できていないうえ、恋愛なんか絡めてしまってるからなんか希望がある話のようにも見えてしまう。暗黒大陸アフリカの現在はそんななまっちょろいものではないとおれは思うのだが。


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