魔王

キリスト教徒にしかわからない説教映画らしい

ナチオタク度 100
地味度 100
ナチ的美学度 100
総合得点 60
 マルコヴィッチが怪演を見せつけた話題作(一部で)。

 子供好きのフランスのおじさんが運命に逆らうことなく、パリ陥落後にヘルマン・ゲーリングの付き人になり、ヒトラーユーゲント学校の世話役になったり、子供をかばって逃げたりするようなそんなお話(笑)。

キリスト教だかなんだかの寓話が話のモデルらしく、ジャップのおれには理解不能なシーンがてんこもりです。まあ残念ながら話やキリスト教はホントにどうでもよかったです。ちょっと哲学的で何が言いたいのかよくわからんのです。

そんなことよりもこの映画の見所は、主役のおじさんがヒットラーユーゲントの少年たちを温かく見守るというシチュエーションにあります。ユーゲント(少年団)たちは国家社会主義の明日を担うナチのエリート候補たちです。選ばれた少年たちは、党の庇護の下、国家社会主義の執行者として徹底的な教育が行われたのです。このような少年たちを見守るからには当然、ユーゲントたちがどのような生活をしていたのか、なんてシーンがたくさん観れます。

隠れナチ好きのための隠れた名作と呼んでよいでしょう。太鼓をたたいて炎を掲げて颯爽と行進、ジークハイル!の連発などと映画ではあまり観られないシーンがたくさん観れます(笑)。しかもユーゲントたちが32年式の黒いユニフォームを着て、雪原迷彩使用のヘルメットをかぶって雪の中赤軍と戦うシーンは涎ものです。映画史上初の黒服戦闘シーンという快挙を成し遂げており、アルゲマイネの勤務服のファンは是非観ることをお勧めします。

ま、結局キリスト教徒とかよくわからん島国の猿が見ても着眼するところは結局軍服なんですわ、悲しいの。

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