レジスタンス

おれに邦題をつける仕事をやらせろ

ソ連極悪度 100
三度の飯より強姦度 100
もうドイツを許してやれ度 100
総合得点 70

なんだかけしからんジャケットの映画だ。よくみて欲しい。↓↓

なんだこれは…?
ドイツ国防軍なのか親衛隊なのかわけわからんよ。それでもちょっとかっこいいと感じてしまうのがドイツ軍ファンの悲しいところである。
悔しい!悔しい!

…さて、この映画。カバー観ただけで
歴史考証適当なんやろ?と勝手に思ってしまい、長年スルーしていた映画である。だが、「ソ連軍の乱暴狼藉が描かれている」という有力情報が入ったため、今回のレンタルの運びとなった。情報提供ありがとうございます。

あとこれはストーリーがちょっと複雑で、状況がわかりにくい。どうやら、ドイツの14歳の少年が
《国民突撃隊(=フォルクスシュトゥルム)》※に入って戦ったけれども、赤軍にボロクソにぶちのめされ、完膚なきまでに叩きのめされた挙句無様にノックアウトされてしまう。
※ドイツは戦争末期には適齢期の男子がいなくなってしまった。そこで子供やじいさんを戦場に駆り出したのである。パンツァーファウストというデタラメな特攻兵器をかつがせて、ガキやじじいを戦車に突っ込ませたのである。

ここまではよくある話だが、その後、政治将校に拾われて今度は共産主義のために働く。具体的にはスパイになり、ロンドンに潜入するのだ。しかし、もともと少年時代に共産主義に叩きのめされぶちのめされたこの青年は、いまいち仕事にやる気がもてないのであった。。思い出すのは赤軍にボロクソにぶちのめされたあの日々のことばかり。はあ。。やだやだ。。女でも作って逃げちゃおうかしら。。こんな仕事続けるよりマシだし〜。共産主義なんか大嫌いだし〜。

という話。

この話で邦題が
「レジスタンス」ってどうよ?それだけかよ。手抜きというかなんというか…もはや熱意も愛も情熱もないではないか。あまりにひどすぎる。

確かに回想シーンの中で、1945年ナチス政権末期に《国民突撃隊》となった少年が、イワン※と死闘を繰り広げるシーンはあるっちゃある。まあレジスタンスといえばまあそうかもしれないが。しかしあまりにもひどい邦題。邦題だけなら0点である。
※俗にロシア兵をイワンということがある。ドイツ兵はフリッツと呼ばれるし、英兵はトミーと呼ばれる。

せめて、
『反共の追憶 国民突撃1945』とかそういう斜め上な感じが欲しかった。あまりにひどいといえるだろう。

この映画は悲しいかな、スパイパートは噴飯もののつまらなさ。あまりの退屈さに手元のPSPに電源をいれてしまう有様であった。

しかし、後半ソ連軍が東プロイセン?に侵攻してくると、見所多しで侮れない。特筆すべきは赤軍兵士の極悪さ。見るもの全てを踏み潰し略奪し殺し尽くし犯し尽くす。主役の幼なじみの少女も赤軍兵士の毒牙に供せられるのみ。両親を殺され、何十人もの熊のごとき梅毒の赤軍兵士にかわるがわる犯される姿は、女性が想像しうる最もたえがたい悪夢であろう。しかもそのあともそのあとも
三度もレイプシーンがあるというゴージャスさで、そのえげつなさは「ベルリン陥落1945」に劣らないものである。あちらは性暴力を主題にした映画で、ある意味とがってて一貫性があるのだけど、これはちょっと通りがかりの駄賃とばかりに、女をぶん殴って輪姦していく感じがやけにリアル。胸くそ悪さはかなりのもの。

奪われ・・犯されるのです。

また、最後の最後。《国民突撃隊》に混じって戦う異国人の《武装親衛隊》兵士たち。イギリス人とかもいれば、名も思い出せぬわけわかんない国の徽章をつけた兵士もいる。もはやエリート部隊の面影すらない有様だが、これは史実で、
第三帝国のイマワの瞬間に、最後まで戦っていたのはヤケクソになった対独協力者であった。彼らは祖国を捨て帰る国もない。ケツに火がついてヤケクソになってただけの犯罪者もいれば、理想に殉じた高潔な人々もいた。そんな薄汚れたごった煮を見せつけてくれるこの映画は、むしろ史実に忠実であったといえるだろう。もしやカバーの兵士も末期ヤケクソで、国民突撃隊がその辺にある軍服をむちゃくちゃにコーディネートしているというイメージだったのだろうか?だとしたらジャケット絵を描いた奴は相当な上級者だと言えるだろう(笑)。

《武装親衛隊》のイギリス人兵士が叫ぶ。
「これは文明化された国々と"野蛮"の戦いである!ボリシェヴィキをウラルの山奥に送り返そう!」悲しいかな、末期ナチのヤケクソのようでもあり、ボリシェヴィキが"野蛮"だったのもまた確かであった。うーん、感慨深い。。

というわけで、見所は後半に集中している。ただ、退屈な映画ではあると思うので、戦争映画ファン、第三帝国通の人以外は観なくていいと思います。

女はいねが~。女はいねが~。


こっちくんな~~!!ギャーーー!!


戻る