ルート・アイリッシュ

戦争映画というよりは・・

地味度 100
短気度 100
どんぱち度 10
総合得点 60

片手間にみてたのだが、重苦しい雰囲気の作品ですなあ。

バグダッドの市街地から空港までの道を「ルートアイリッシュ」と呼ぶのだとか。ルートアイリッシュでは武装勢力による数々の襲撃事件が起こっており、世界一危険な道だという。

ここで親友を失った男が、悲しみのあまり復讐鬼と化すというストーリーだ。

もともと粗暴で気の短い不器用なこの男が、憎しみに囚われて無関係な人々も次々と抹消登録していくのだが、その姿は大量破壊兵器があると見込んで戦いを始めた米英軍のごとし、である。

戦闘シーン、ドンパチシーンがほとんどない上、民間警備会社の闇に踏み込んだあたり、戦争映画というより社会派映画である。ケン・ローチ監督の最も得意とするところであろう。

まあ、
面白いか?と言われたらそんなに面白くはないし、戦争犯罪を描いた映画としてはああこういうこともあるんだな、と感じる程度。

民間警備会社ブラックウォーター社が、2006年ごろイラクの民間人に対してやりたい放題の暴虐行為の数々を働いた背景を告発するようなお話である。軍事力を民営化して安上がりにする代わりに兵の質は牛丼屋並みに低下する。そしてそれに"オーダー17"という殺人免許のような法的根拠まで与えてしまった。

だが数々の蛮行を責められオーダー17は廃止。その結果残されたのは物言わぬ戦争の被害者と、悲しみにくれるその遺族のみである。

娯楽度全然ないし、キャストも超地味。テーマに興味がなければ無理にみる必要はないと思われます。

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