セイビングジェシカリンチ

いいとこまるでなし

アホ度 100
デタラメ度 100
ダメ度 100
総合得点 0

 リンチさんリンチされちゃったのかなーと誰もが思ったアメリカ合衆国陸軍歩兵、ジェシカ・リンチさん拘束事件を映画化したアメリカの戦意高揚愛国心養成テレビ映画。

 こりゃダメ映画だ・・

 まーこの映画の中では市内で民兵に待ち伏せ攻撃を受けてリンチさん誘拐されて病院でリンチされて、それを見かねたいい人なイラク人がアメリカ側に情報を提供して特殊部隊を突入させて「T am an american soldier,too」と泣きながら呟いて終わりです。ふっつーにおもしろくない。家計簿でもつけながら観ましょう。時間を無駄にすること請け合い。とりあえず英語を喋るイラク人に失笑。なんだか妙に真面目な俳優たちにまた失笑。こんな映画でまともに演じさせられる俳優たちに哀れみと同時に侮蔑をプレゼント。どうしようもねえ映画。

 かつてナチスドイツの宣伝省、ゲッベルスはこう言った。「プロパガンダを行うときはそれがプロパガンダだとばれてはならない」
 この映画はその点において失敗している。誰もが観る前からこの映画をプロパガンダだと知っているからだ。

 アメリカ国防総省は、リンチさん救出を劇的に情報操作して、戦場における美談を作って、アメリカ国民を誘導しようとした。これは誰もが知ってると思う。実際街中で待ち伏せ攻撃を受けたんじゃなくて、勝手に事故って骨折したのを、イラクの病院で治療してもらっていたのである。しかも病院側はリンチさんを救急車に乗せてアメリカ側に返そうとしたが、アメリカ軍はこの救急車に発砲、追い返してしまう。そんな状態だからリンチさんリンチされてるわけないのよね。。実際、リンチさんも「リンチされてません」と証言しています。そして特殊部隊による救出劇に仕立て上げようと、大掛かりに救出するのだ。空砲を派手に打ち鳴らし、さも病院内に敵兵がいるように思わせ、テレビカメラと星条旗つきで救出するという陳腐なメロドラマ。

 問題はこの陳腐な猿芝居がマスメディアによって暴かれてしまったにもかかわらず、こんなゴミ映画を作って放映したということだ。そして世界中に発信して日本のツタヤにも置いてる。この映画をマジで観る人なんているわけないのに。失敗プロパガンダの証拠物件をわざわざ世界中に流すんだから。ホントに頭が悪いとしか言いようがない・・・。

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