さよなら、アドルフ

ドイツ版火垂るの墓?

だらだら度 100
静寂度 100
お腹すいた 90
総合得点 40

2013年のオーストラリア・ドイツ映画。
クソつまらない。

日本映画のように何でもかんでも言葉で説明されるのも興ざめだが、この映画をみても99パーセントの日本人は、で、これ結局なんなの?とクエスチョンマークが浮かぶだろう。説明が乏しすぎる。

なんか、観ててドイツ版の「火垂るの墓」やないんかこれ。。と思ってしまった。

ストーリーは、ナチ親衛隊将校の子供達が、第三帝国崩壊後に親がいなくなっちゃったので、遠く離れたおばあちゃんの家に旅します。子供だけで長旅は辛くてひもじかったのよ。と。そういう話です。

子供たちの両親はどうも、ナチ親衛隊の中でも最もやばい仕事をしていたようで、ドイツの敗戦とともにだんだん親が大戦中何をしていたのかわかってくるのだね。(はっきりとした説明はなく、親父さんは髑髏部隊の軍服を着て「優生学」の本を急いで燃やしたりしている。ここから察してよということなんだろうが、一般の日本人で理解できるのはホロコーストによほど詳しい人だけであろう)

※ナチ親衛隊の強制収容所監視部隊

一番年長のお姉さんには、もうお父さんの仕事がユダヤ人の絶滅であったことが旅の途中でなんとなくわかってくるわけよ。でも小さな弟たちには説明しようがないしね。だからといって腹も減るし生きるためにやるべきことをやらなきゃなんないしね。おばあちゃんの家に帰っても何も説明しようがないしね。お姉さんは家族との思い出の品を破壊し、なんの救いも答えもなく、終わり。

愛した家族が人類で最も重い罪を犯していたという少女の苦悩。
問題は、劇中あまりにも説明が不足しており、↑のような内幕が全然見えてこないこと。戦災孤児の苦労話のように感じられ、あえて敗戦後のドイツを選んだ理由がまったく活きていないと感じる。魅せ方次第でもう少し面白い映画になったのではと思うと、なぜこんなわかりにくい映画にしてしまったのか、ただ不満が残る。

あとユダヤ人青年を騙った謎の男のエピソードなどはいまだに必要だったのかどうかさえよくわからない。総じてダラダラした映画である。

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