4月の涙

フィンランド内戦なんて全く知らなかったなあ

レイプ度 100
ホモ度 100
地味度 100
総合得点 60

2011年フィンランド映画。
うーむ…
いかにもミニシアターと言った風情の地味で静かな映画である。ストーリーに惹きつけられるところがあるかといえばそうでもないのだが、なんだか目を離せず最後までしっかり観てしまった映画だ。

1918年ごろ起こったフィンランドの内戦を描いている。その頃はロシアで革命が起こった頃でロシアからの呪縛から解放されたフィンランドでは、しばらく内政が不安定な時期が続いたようだ。

どんな国でも統一する過程において残虐な内戦が起こるもので、フィンランドも例外ではなく、社会主義陣営の赤衛軍と、保守陣営の白衛軍でそこそこ大きな争いがあったようである。

戦争は白の圧勝で、捕らえられた赤の捕虜はほとんど処刑されたと言う。この社会主義黎明期における資本主義陣営からの迫害は、筆舌に尽くし難いものがあり、これはフィンランドに限った話ではない。

赤には女性や貧困層が多く含まれており、軍事的にも素人同然。その辺の人が小銃を握っているだけという有様。それら社会的弱者が権利と平等を求めて蜂起した挙句、鎮圧されて皆殺しにされるサマはおなじみの絶望感を覚える。本当に人間というのはどうしようもねえな。…特に男は。

主人公の女性兵士ミーナは最初こそ奮戦するが後は捕らえられて、数えきれないぐらいの兵士にかわるがわるレイプされる。何度も何度も。男たちは飽きたらミーナたちを処刑する。あまりにもひどい…。ミーナは一人死んだふりをして生き残るが、良識派のインテリ風兵士が裁判を受けさせますとミーナを判事のところへ連れて行く。その道中でお互いに惹かれ合うのであったが、判事のところに到着して人道的な裁判が受けられるのかと思いきや、判事は狂ったサイコで適当な裁判で赤衛軍の捕虜を毎日毎日死刑にするだけの男であった。しかもホモで主役の兵士に惚れている。良識派兵士は惚れた女のために八方手を尽くしてミーナを救おうとするが………

とても世知辛い話で、結局この映画のテーマとしてはわりとありふれたものだと思う。戦争映画においては。特に珍しくはないものだろう。

話が淡々としていて北欧映画特有のもったりとしたテンポで途中眠気が来るのが難点だ。

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