インド・パキスタン紛争

 今、世界で最も危険な紛争地帯の一つである。
 インド・パキスタンはカシミール地方を巡って激しい争いを続けている。紛争の原因は実にありふれたものだが、両国とも核兵器と弾道ミサイルを保有しているのである。このことにより朝鮮半島以上に危険な紛争地帯となっている。

インド
面積:328万平方キロメートル
人口:9億8千万人
首都:ニューデリー
言語:ヒンディー語、英語、他
民族:インド=アーリア系72%、ドラビダ系25%、モンゴル系、トルコ系、イラン系
宗教:ヒンドゥー教83%、イスラム教11%、キリスト教3%、シーク教2%

パキスタンイスラム共和国
面積:80平方キロメートル
人口:1億4千8百万人
首都:イスラマバード
言語:ウルドゥー語、英語、他多数
民族:パンジャブ人58%、パシュトゥン人13%、シンド人12%、他
宗教:イスラム教97%、ヒンドゥー教、キリスト教各2%弱

カシミール地方とは
インド北西部に位置する山岳地帯である。大きさはほぼ本州と同じ。住民の8割がイスラム教徒であることから、パキスタンは領有を主張し、インドは分離を許すことによる、他地域の分離運動が活発化することを恐れて、断じて分離を認めない。カシミールのイスラム教徒の多くはパキスタンへの帰属を望んでいるので国民投票もインドの猛反発により未だ実現していない。
イギリス支配下のインドで独立運動が盛んになったころ、イスラム教徒が集まってインドから独立しようとした。それがパキスタンである。イスラム教国家の建設を目指すパキスタンはカシミール地方を武力で奪還すべくインドと衝突(第一次印パ戦争)。この戦争は国連の介入により停戦ラインによって分割されることになる。その後大規模な紛争を二度も起こし(第二次第三次印パ戦争)、現在も雪解けを合図に銃撃戦を展開するという緊張状態が続いている。
 1998年5月、世界中を仰天させる事件が起こる。二国が相次いで核実験を行ったのである。パキスタンはインドが初めて核実験を成功させた74年以来、中国の援助を受けて核兵器開発を実施していたと考えられている。パキスタンの背後には中国がいる。中国はウィグルではイスラム教を弾圧しているにもかかわらず、国境線引きで争いを続けているインドと敵対するパキスタンイスラム共和国を援助しているのだ。まあいまさら驚くに値しないが。インドは国境紛争で中国に大敗を喫して以来中国と仲が悪い。また、パキスタンは弾道ミサイルの技術を北朝鮮から受ける代わりに核技術を北朝鮮に援助している。紛れもないテロ国家である。

 1999年2月印パはラホール条約を結び、関係改善の第一歩を踏み出したかに思われた。
 しかし、その3ヵ月後、パキスタンのイスラムゲリラがインド領内の軍事基地を占領。大激戦が繰り広げられ、一方的に争いの火種を拡大させたパキスタンに国際的非難が高まる。
 すると、パキスタン首相シャリフは非難を回避するためゲリラを撤兵させる。この撤退はインドに譲歩したとして、国内にシャリフに対する批判が高まり、10月、ムシャラフ参謀総長によるクーデターが勃発。軍事政権を樹立し、ムシャラフは自ら大統領に就任する。

 これ以後も「雪解けの銃撃戦」は今でも行われており、両国の弾道ミサイルはお互いがお互いの国土全域を射程におさめる。インドのミサイル、アグニは北京までも射程におさめ、核弾頭も搭載できる。パキスタンのミサイルガウリ2も核弾頭を搭載できる危険なミサイルである。このミサイルや核兵器の技術は北朝鮮や中国の援助である証拠も次々明らかになっており、アメリカのテロ掃討作戦によってパキスタンは国際的立場を失いつつある。

 21世紀において、インドは中国の人口を追い抜き、国連常任理事国入りを目指している。インドは歴史的に親日国家で、中国とも表立って仲が悪いので日本はインドと仲良くすることが大変重要だと思う。日本のODA供与額の第一位はインドである。インドにはどんどん援助すればいいと思う。インドを援助して困るのは中国や北朝鮮なのだ。

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