ソマリア紛争

ソマリア民主共和国
面積:64万平方キロメートル
人口:約900万人
首都:モガディジュ
住民:ソマリ族
宗教:イスラム教スンニ派
言葉:ソマリ語、イタリア語、英語、アラビア語

 アフリカの角とも呼ばれる場所に位置するソマリランドは1960年に独立するまで、イタリア、イギリス、フランス、ケニア、エチオピアの分割統治を受けていた。インド洋と紅海を結ぶ要所として栄えた場所で、列強もしのぎを削ってこのソマリアを争ったのである。
 いつしかソマリランドの住民はこの分断された5地方を統一する夢を持つことになる。これを大ソマリア主義という。

 1960年に北部のイギリス領と南部のイタリア領が合併し、ソマリア共和国が建国された。当時のバーレ政権はケニア東北部と、エチオピア東部の残りの旧ソマリランドを合併するために動き出し、紛争が始まる。時は冷戦の真っ只中。エチオピアがアメリカの援助を受けていたのでソマリアもソ連の援助を受ける。この頃にAK-47ことカラシニコフ小銃が大量に輸入されてきたと思われる。

 長年の紛争も冷戦が終結することによって下火になり、国内の飢餓や経済破綻が問題となる。バーレ政権は20年もの長きに渡り社会主義国家建設のため尽力していたが、これに反対する国内の氏族が反バーレの統一ソマリア会議(USC)を組織し、1991年バーレ政権を倒してしまう。

 統一ソマリア会議は新政権にモハメド暫定大統領を指名しようとしたが、これに対しアイディード将軍派が反発し、ソマリ国民同盟(SNA)を結成し、内乱状態になる。この内戦は国中に広がり、飢饉もあって大惨事を引き起こした。このことから1992年12月、国連は国連ソマリア活動を結成し、救済の名目で軍を派遣する。しかし、アイディード派と武力衝突がおき、国連兵130名が死亡。1993年3月に撤退。この模様は映画ブラックホークダウンで語られている。


映画「バールバーバー」でも大活躍のジョシュ・ハートネット

 1995年、アイディード将軍は一方的に大統領を名乗るが、翌年内乱で戦死。無政府状態となる。
 2000年8月には軍閥を排除した新政権構想が浮かぶが先行きは不安定である。

映画ブラックホークダウンについて
この映画はなかなか面白い映画でありました。戦闘シーンの緊迫感は相当なもので、アメリカ兵の恐怖と緊張、そして勇敢さが伝わってきます。ジャップのおれが観ても興奮するのだから、アメリカ人はこの映画を見て、「合衆国に栄光あれ…!」と思うことだろう。

 ちなみにこの文章を書くにあたり参考にさせてもらっている、「わかりすぎ!国際紛争」に面白い4コマ漫画が載っていたので、台詞だけ引用致します。

1コマ目
(クリントンが)「人道的に ソマリアの窮状は見捨てられない!

2コマ目
(クリントンが)「人道的にソマリアへ多国籍軍派遣だ!

3コマ目
(クリントンが)「
人道的に資源開発を・・・・・・えっ、ないことがわかった?

4コマ目
(アメリカ兵Aが)「
それなら人道的に撤退だ
(ソマリ人が)「お前ら何しにきた?!



国連撤退の真相はこんなところらしい(多国籍軍に殺害されたソマリア人は1000名以上にのぼります)。



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