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【閲覧注意】こんな世界はもうイヤだ!!
二度とみたくない戦争映画10

【序文】
「こんな世界はもう嫌だ!絶対ゴメンだ!」…こういう視点が戦争映画には必要です。いや、もちろん個人的意見ですが。その映画をみて、「うわ…やだこれ…信じらんない…絶対行きたくないこんなとこ…最悪…悪夢みたい…最低…」こう思えない戦争映画は既に失敗である。とあえて断言したい。でなければ、今日今から話すお話は成立しないからね。

今回は私が思う二度と観たくない!最悪!クソまみれ!そんな映画を10個ランキングにしてみました。



10 戦場のピアニスト/The Pianist

最も著名なホロコースト映画で、これより有名となるとスピルバーグの「シンドラーのリスト」しか思い浮かばない。ここで描かれるユダヤ人の迫害は酸鼻を極める。目を疑うような非人道的な蛮行により、無意味に命を散らしていく人々の姿…。公開当時は衝撃を受けた。一方でドイツ人は鬼ばかりという認識にも一石投じた革新的作品でもある。監督のロマン・ポランスキーも、ワルシャワゲットーでドイツ兵に救われた経験があったという。

ヴィルム・ホーゼンフェルト大尉を演じるトーマス・クレッチマンの名を一躍有名にした作品だ。彼の軍服姿はウットリするほどの力強さと美しさである。ホロコースト映画はナチスを批判する面もありつつ、その軍服の様式美を宣伝している面もある。そんな矛盾を内包したジャンルなのだ。




カティンの森/KATYN

こんな世界は嫌だ!というキーワードで読み解いていくと、この映画は正にど真ん中直球で、こんな世界は嫌な映画と言える。なんせ西からナチスが大挙して襲いかかってきて、わけわかんない理由で国民を撃ち殺し、財産を奪い始めた。みんなやってらんねえよっ!と東に逃げた。そりゃそうだ。そしたら今度は東からポーランドの長年の天敵ボリシェヴィキが攻めてきてまたまたわけわかんない理由で国民を殺して財産を奪いはじめた。どうすりゃいいってんだよ。どっちに投降してもわけわかんない理由で後頭部をぶっ飛ばされるじゃんか。最悪の世界。そんなやってらんなさを強くにじませた映画である。ラストの処刑シーンは圧巻。一人一人丁寧に銃殺していくソビエト秘密警察NKVD。その生真面目な仕事ぶり。カティンの森は最初ドイツの犯罪と思われることもあった。そりゃそうだ。こんな似たもの同士の二人がやったことだもの。普通は区別つかないよ。→参考:カティンの森事件




ジョニーマッドドッグ/Johnny Mad Dog

日本のバカガキがコントローラー握りしめて必死にプレステやってラリってる時に、カラシニコフ銃握りしめて麻薬でラリって自分の親を撃ち殺す、そんな悪夢的なガキどもがいた。これがアフリカの現実だ。非行?タバコ?バイク?ケンカ?は?なにそれ?それがどうしたの?モノホンのソルジャーとして地獄の釜の底で無限の闘争を続けるこの恐るべき子供たち。我々がうまいもの食って安穏と快楽にまみれて馬鹿面かましてオナニーばかりしてられる、その特権の根拠は何か?日本に答えられる人間はいないだろう。



スターリングラード/Starlingrad

二度とみたくないという意味では、初見で最もインパクトのあった映画の一つ。確実にこれは娯楽映画とは呼べない。主人公たちが後方から前線へとたどり着き、痛苦を味わい尽くして最後には凍りついて息絶える。その姿を緩慢に描いた映画。さっさと銃口お口にくわえてぶっ放しちまう方がよほど楽であろう。最悪の映画だ。正義のナイト様と描かれるのが常だったヴェアマハト(ドイツ国防軍)の汚い部分がこれでもかと描かれ、そして皆等しく無為な最期を遂げる。こんな世界は絶対嫌である。ごめんこうむる。こんなとこに行くぐらいなら死んだ方がいい。




セイヴィア/Savior

ボスニア紛争を描いた正統派の劇映画。今となっては色んな意味で希少な映画で、そもそもみること自体が難しい映画である。お隣さんが異民族で、でも仲良くしてたのにいきなりショットガンかついで殴り込んできたらどうします??妻や子供を守れる自信は?目の前で妻と娘が襲われたら?貴方はそれでも汝敵を愛せよごにょごにょと念仏唱えてられますか?その終わりなき憎悪の無限の応酬。それがもたらす悪夢を直球で描いた映画でかなり精神的にクるものがある。90年代にこんなことが起こったなんて。人間が歴史から学べるのは、せいぜい自分たちが歴史から何も学んでいないということだけなのだろうか。




黒い太陽731/The Devil 731

最悪のモンド映画で、ここで描かれる悪魔的な日本人の残虐行為は明らかに誇張されている。そしてその撮影手法もやり過ぎの一言で、子供の解剖シーンでは本物の死にたてホヤホヤの〇〇の××の腹をカメラの前でさばいてみせたのである。△を殺すシーンでは本当に△をネズミの群れの中に投げ込んで嬲り殺してみせたのである。狂っているのはどちらか?こうまでして我々日本人は憎まれねばならぬのか?あらゆる意味で最悪の映画である。でもおもしろい。困ったもんだ。




ダルフールウォー 熱砂の虐殺/Attack on DARFUR

ウーヴェ・ボルというだめ映画製造マシーンがいきなり作った社会派映画。ダルフール紛争の最悪の実態を描いた。「ランボー最後の戦場」のミャンマー軍のカレン族虐殺シーンや、「炎628」などの虐殺映画の大御所をストレートにパクり、なかなか絵的に迫力のある最悪の虐殺シーンを描いてみせた。ストーリーの陰鬱さは凄まじく、最後は赤ちゃんが助かるがそれがどうしたというしかない救いのなさ。武装集団ジャンジャウィードの極悪さを告発する意味があったのだろうが、映画としてあまりにも凄惨すぎて、おそらく一部のカルトファンの支持を得るのみに終わるであろう。。




アメリカンソルジャーズ 真実の戦場/My Lai Four

これは虐殺映画という意味では真の意味で最低である。ここまで胸糞が悪く、二度と観たくないと思わせた映画はない。虐殺シーンマニアのワタクシですら、この映画だけはDVDを入手する気にならない。二度と観たくないからである。
ベトナム戦争時のソンミ村虐殺作戦の全貌を描いている。50分以上にも及ぶ脂ぎった暴行・虐殺・レ×プ・焼き討ちシーンを盛大に盛り付けており、そのあまりの凄惨さに言葉を失う。ここまでやってしまうと「黒い太陽731」に似たおかしなカルト臭が漂うことをおれに教えてくれた映画だ。とにかく胸糞が悪い!やってるのが下品な米軍で殺されてるのが同じアジア人だからなのか、もはや娯楽性は一切なく、ただただ不快な気持ちになり食欲を失う。だが"虐殺"を描いた映画としてはある種の到達点なのは間違いない。悔しいがそこは認めざるを得ない。



灰の記憶/The Grey Zone
 

アウシュビッツという地獄の釜の底の底。この世界のケツの穴。それを忠実に映像化すれば、大抵の婦女子は瞬時に卒倒し、そのままあの世に旅立つだろう。その醜さ、不潔さ、狂気、救いのなさは世界の負の遺産として永遠に記録されるべきであろう。そんな思いを抱いてこの映画をみると、一見やりすぎた最悪のカルト映画のような残虐虐殺映画であるものの、意外と丁寧に作られていることがわかる。ワタクシはアウシュビッツ絶滅収容所跡地にまで行って、この映画の原作、ニヒリス医師の手記を購入してきたぐらいこの映画には思い入れがある。あまりにも残虐シーンが過激すぎて、これは歴史のお勉強というには刺激が強すぎて、文部科学省選定作品だなんて到底信じられないわけだが、何度も観ているとアウシュビッツの現実を割と真面目に描いていることがわかる。ナチス親衛隊のあまりの非道ぶりに大抵の良識人は途中で観るのをやめるに違いないが、ラスト、最後の最後で登場する"幽霊"の声に耳を傾け、この場所で何が起こったのか、知るきっかけになればそれは無駄なことではないはずです。参考:アウシュビッツ跡地


炎628/Come and see/Иди и смотри
 

もうこの映画がこのランキングのラストを飾るのは作る前からわかっていました。多くの虐殺映画が残虐シーンを過激にしすぎて失敗したことを思えば、この映画はやはり他とは格が違うといえる。描写がアートチックなのである。村の焼き討ちなんて最悪の行為がやけにゲージュツ的なのだ。

ウクライナ補助警察隊によるベラルーシのハティニ村虐殺作戦をモデルとしている。ここで描かれるドイツ兵とウクライナ人、現地民兵の過激さはもはや語るのもおこがましい。彼らは鉄の兵器と褐色の軍服だけでなく、イデオロギーで武装していたのである。その敵を殺す、劣等人種を絶滅させるという迷いのなさは他では一切みられないものである。その意味で独ソ戦は他の戦争より頭二つぐらい飛び抜けて異様な戦場だと言える。この映画は観ることが難しい。ちょっと英語の復習をしてネット動画で観ることをオススメする。大抵の人間にトラウマと、人間に対する不信感を植え付けるだろう。参考:ハティニ村虐殺事件

【おわりに】
いかがでしょうか?なんなんでしょうね。このランキング。どこに需要があるのでしょうか。。全くわけがわかりませんね。
今回NAVERまとめ風にやってみた。急にそういうことをしてみたくなっただけだ。[閲覧注意]とかいうのも完全にネタなので気にしないでほしい。では。いつかまた変なランキングをやりたいと思います。。

文・免責/戦争映画中央評議会


 

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